墨彩画は、水墨画に水彩絵の具で彩色をした絵を指します。水墨画の墨特有の力強さに、水彩の美しさが加わり華やかな仕上りになります。水墨画の技法が基本になっていますので俳画、絵手紙などに応用することができ、絵を描く幅が広がることが墨彩画の魅力です。
デッサン
水墨画(墨)
彩色(仕上り)
墨彩画とは、水墨画に彩色を施した絵画のことです。私の場合、まず中国山水画の技法を学び、そこから自分流に作品世界を創り上げてきました。その基本に伝統的な水墨画が存在していることは確かですが、私はそればかりにこだわらず、もっと自由な感覚を大切にしたい。純粋に水墨画を継承しようという方からは“邪道”と指摘されるかもしれませんが、水墨画の素晴らしさを理解した上で、自分なりのさまざまな彩りを加えてゆくことこそ、色の美しさが際立つ「墨彩画」というものの手法だと確信しています。(橋本広喜)
[…] 水墨画の技法をもとに独自の色彩を施す「墨彩画」という新たなジャンルで、ふくしまの風景をテーマにした創作活動を続ける画家・橋本広喜。その情趣豊かなタッチと素朴な作品世界は幅広い層に多くのファンをもち、福島県の風景を描く画家としては第一人者との呼び声も聞かれます。福島県内はもとより、国内各地、さらにはニューヨーク、北京、韓国でも精力的に個展を開催。また、テレビCMや新聞広告等でも数多くの墨彩画やイラストを手がけています。 […]